2021年度「現代日本文学の翻訳・普及事業」

JLPP 文化庁

JLPP翻訳シンポジウム2021|BUNGAKU DAYS 2021 AUTUMN

モデレーター

由尾 瞳(よしお ひとみ)
由尾 瞳(よしお ひとみ)
早稲田大学文学学術院准教授
2001年イェール大学(英文学専攻)卒業。2005年東京大学大学院修士課程(英米文学)修了、2012年コロンビア大学大学院東アジア研究科博士課程(日本文学)修了後、フロリダ国際大学アシスタント・プロフェッサーを経て、2016年より現職。専門は日本近代文学・ジェンダー研究。主に明治後期から昭和初期にかけての女性作家について、女子教育、メディア、フェミニズムの視点から研究している。『世界文学としての〈震災後文学〉』『The Palgrave Handbook of Reproductive Justice and Literature』などに論文を執筆。川上未映子作品の英訳(「マリーの愛の証明」「恥」「愛の夢とか」ほか)を数多くの海外文芸誌に発表。

パネリスト

デビッド・ボイド(David Boyd)
デビッド・ボイド(David Boyd)
翻訳家
ノースカロライナ大学シャーロット校日本語学科助教授。日本文学の作家では、小山田浩子、小野正嗣、円城塔などの翻訳を手がけている。古川日出男『二〇〇二年のスロウ・ボート』(Pushkin Press, 2017)の翻訳で、2017/2018年日米友好委員会(JUSFC)賞日本文学翻訳賞を受賞。翻訳家サム・ベット氏と、川上未映子『夏物語』、『ヘヴン』、『すべて真夜中の恋人たち』を共訳。小山田浩子『工場』、『穴』を翻訳。
カティア・ブソン(Katja Busson)

©Michaela Weber

カティア・ブソン(Katja Busson)
翻訳家
1970年生まれ。ドイツ在住。ドイツ、トリア大学と早稲田大学で日本学及び英語英文学を専攻。トリア大学にて日本学博士号取得後、長年にわたり『和独大辞典』の編纂に専念。東野圭吾、藤原伊織、谷崎純一郎、車谷長吉、町田康、宮下奈都、青山七恵、川上未映子の作品など、数多くの作品を翻訳している。2006年、国際交流基金翻訳者賞受賞。
アスリ・プラティウィ•ウランダリ(Asri Pratiwi Wulandari)
アスリ・プラティウィ・ウランダリ(Asri Pratiwi Wulandari)
翻訳家
インドネシア在住の日本文学翻訳家。現在25歳(1996年生まれ)。翻訳作品には、川上未映子、秋吉理香子、新海誠、ドリアン助川など多数。多くの女性作家を紹介するために個人的プロジェクトとして田村俊子の小説も翻訳した。最近、自作の短編集"Yang Menguar di Gang Mawar"(『薔薇の小道で発せられるものたち』)を出版。