2021年度「現代日本文学の翻訳・普及事業」

JLPP 文化庁

第2回日本文学インパクト①|BUNGAKU DAYS 2021 AUTUMN

モデレーター

アリソン・マーキン・パウェル(Allison Markin Powell)
アリソン・マーキン・パウェル(Allison Markin Powell)
日本文学翻訳家、PENアメリカ翻訳委員会評議員
翻訳のほかに編集や出版コンサルタント業務にも従事。翻訳者の権利擁護活動に携わり、自身でデータベース「英訳された日本文学」を運営する。
主な訳書:川上弘美『ニシノユキヒコの恋と冒険』の英訳で2020年PENアメリカ翻訳賞受賞、『センセイの鞄』(マン・アジア・文学賞候補作、同書イギリス版はインディペンデント外国文学賞にノミネート)、『古道具中野商店』、中村文則『去年の冬。きみと別れ』、『銃』、『土の中の子供』、太宰治『女生徒』、⻄加奈子の短編など翻訳多数。

パネリスト

ジョティ・ナタラジャン(Jyothi Natarajan)
ジョティ・ナタラジャン(Jyothi Natarajan)
AAWWチーフエディター
アジアン・アメリカン・ライターズ・ワークショップ(Asian American Writers' Workshop /AAWW)のチーフエディター。AAWWの文芸誌「The Margins」や環太平洋的文芸プロジェクトを監修している。
AAWWは、アジア系アメリカ人作家を支援するために1991年にニューヨークで設立された文学の非営利組織。移民、人種、正義などの社会的課題に関する交流の場として、アジア系作家の文学イベント、朗読イベント、ライティング・ワークショップを開催し、インターネットで積極的に発信。また、アジア系新人作家のためにフェローシップを提供している。
トッド・ポートノウィッツ(Todd Portnowitz)
トッド・ポートノウィッツ(Todd Portnowitz)
Us & Them共同代表
イタリア文学翻訳家。訳書にLong Live Latin(FSG社、2019)、The Greatest Invention(FSG社、2022)、The Seach for Amrit Kaur(FSG社、2022)、Go Tell It to the Emperor: The Selected Poems of Pierluigi Cappelloなど多数。Go Tell It to the Emperorはアメリカ詩人アカデミーからRaiziss/de Palchiフェローシップを受賞。クノッフ社のアソシエイト・エディターを務め、イタリア詩のブログFormavera、また、作家と翻訳家による朗読プロジェクトUs & Them の共同創立者でもある。
Us & Themは、ポートノウィッツ氏とサム・ベット氏が、創作も行う翻訳家が自身の翻訳と創作を発表する場として共同で運営している。ブルックリンの書店で年に4回朗読イベントを開催している。
シュチ・サラスワット(Shuchi Saraswat)
シュチ・サラスワット(Shuchi Saraswat)
AGNI編集者
ボストン在住の作家、編集者。2018年、ブルックリンの書店Brookline Booksmithで「トランスナショナル文学シリーズ」を創設し、2020年までディレクターを務めた。現在は文芸誌「AGNI」のノンフィクション部門エディター。最近、翻訳作品集を共同編集した。
「AGNI」はボストン大学の文芸誌。英訳出版されたことのない新しい作家や翻訳者の作品を紹介している。年に2回発行。
アスリ・プラティウィ•ウランダリ(Asri Pratiwi Wulandari)
坂上 陽子(さかのうえ ようこ)
河出書房新社「文藝」編集長
2003年、河出書房新社に入社。営業部を経て2004年、編集部に配属。主に単行本編集を手掛けた後、2013年からシリーズ「池澤夏樹=個人編集日本文学全集」編集部に。2019年1月より「文藝」編集長を務める。担当書籍に『想像ラジオ』『福島モノローグ』(いとうせいこう)、『民主主義ってなんだ?』(高橋源一郎×SEALDs)、『平家物語 犬王の巻』(古川日出男)、『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』(花田菜々子)、『大阪』(岸政彦・柴崎友香)など。