2021年度「現代日本文学の翻訳・普及事業」

JLPP 文化庁

第2回日本文学インパクト②|BUNGAKU DAYS 2021 AUTUMN

モデレーター

鴻巣 友季子(こうのす ゆきこ)

©新潮社

鴻巣 友季子(こうのす ゆきこ)
翻訳家、文芸評論家
1963年、東京生まれ。翻訳家、文芸評論家、エッセイスト。
1995年、BABEL国際翻訳大賞BABEL新人賞受賞。1998年、トマス・H ・クック『緋色の記憶』でBABEL国際翻訳大賞ミステリ部門受賞。
英語圏の現代文学の紹介と共に古典新訳にも力を注いでいる。主な訳書にエミリー・ブロンテ『嵐が丘』(新潮文庫)、マーガレット・ミッチェル『風と共に去りぬ』(全5巻、新潮文庫)、ヴァージニア・ウルフ『灯台へ』(『世界文学全集2-01』河出書房新社)、J・M・クッツェー『恥辱』『イエスの幼子時代』『イエスの学校時代』(すべて早川書房)、マーガレット・アトウッド『昏き目の暗殺者』『誓願』(共に早川書房)、『獄中シェイクスピア劇団』(集英社)。編訳書に、E・A・ポー『E・A・ポー ポケットマスターピース09』(集英社)など多数。主な著書に、『明治大正 翻訳ワンダーランド』『熟成する物語たち』『謎とき『風と共に去りぬ』』(すべて新潮社)、『全身翻訳家』『翻訳ってなんだろう?』『翻訳教室 はじめの一歩』(すべて筑摩書房)など、文芸評論やエッセイ、翻訳に関する著書も多数。
毎日新聞書評委員。日本テレビ放送網・CS日テレ番組審議委員。

パネリスト

小山田 浩子(おやまだ ひろこ)

©新潮社

小山田 浩子(おやまだ ひろこ)
作家
1983年、広島県生まれ。2010年「工場」で新潮新人賞を受賞してデビュー。2013年、同作を収録した単行本『工場』が三島由紀夫賞候補となる。同書で織田作之助賞受賞。2014年「穴」で第150回芥川龍之介賞受賞。ほかの著書に『穴』『庭』『小島』がある。英国文芸誌「GRANTA」に短編が掲載。翻訳出版に、David Boyd英訳『工場』The Factory、『穴』The Hole(共にNew Directions)。ほかに台湾、韓国、仏語、スペイン語、イタリア語、ポーランド語にも翻訳されている。
李琴峰(り・ことみ Li Kotomi)

©稲垣純也

李琴峰(り・ことみ Li Kotomi)
日中二言語作家、日中翻訳者、通訳者
1989年、台湾生まれ。2013年来日。2017年、初めて第二言語である日本語で書いた小説『独り舞』にて第60回群像新人文学賞優秀作を受賞。以来、二言語作家として創作・翻訳、通訳など活動中。
2019年、小説『五つ数えれば三日月が』で、第161回芥川龍之介賞、第41回野間文芸新人賞候補に。2021年、小説『ポラリスが降り注ぐ夜』で、第71回芸術選奨新人賞を受賞。小説『彼岸花が咲く島』で第34回三島由紀夫賞候補、第165回芥川龍之介賞受賞。
グレゴリー・ケズナジャット(Gregory Khezrnejat)
グレゴリー・ケズナジャット(Gregory Khezrnejat)
作家
1984年、アメリカ合衆国サウスカロライナ州グリーンビル市生まれ。2007年に来日し、2017年、同志社大学大学院文学研究科国文学専攻博士後期修了。現在は法政大学グローバル教養学部にて准教授。2021年、『鴨川ランナー』にて第2回京都文学賞を受賞。