第7回JLPP翻訳コンクール

JLPP 文化庁

課題作品

小説部門

川上弘美(かわかみ ひろみ)

©講談社

川上弘美(かわかみ ひろみ)
1958年、東京都生まれ。1994年「神様」で第一回パスカル短篇文学新人賞を受賞しデビュー。1996年「蛇を踏む」で芥川賞、1999年『神様』でドゥマゴ文学賞、紫式部文学賞、2000年『溺レる』で伊藤整文学賞、女流文学賞、2001年『センセイの鞄』で谷崎潤一郎賞、2007年『真鶴』で芸術選奨文部科学大臣賞、2015年「水声」で読売文学賞、2016年「大きな鳥にさらわれないよう」で泉鏡花文学賞を受賞。その他に『ニシノユキヒコの恋と冒険』『古道具 中野商店』『ざらざら』『ハヅキさんのこと』『どこから行っても遠い町』『機嫌のいい犬』など著書多数。『真鶴』はJLPPにおいて、英語、仏語、独語、露語に翻訳され、現在『センセイの鞄』など数多くの作品が、世界中の言語で翻訳出版される国際的に高く評価されている作家である。

評論・エッセイ部門

保坂和志(ほさか かずし)
保坂和志(ほさか かずし)
1956年、山梨県生まれ。早稲田大学政経学部卒業。1990年『プレーンソング』でデビュー。1995年「この人の閾(いき)」で芥川賞、1997年『季節の記憶』で谷崎潤一郎賞、2014年『未明の闘争』で野間文芸賞、2018年「こことよそ」(『ハレルヤ』所収)で川端康成文学賞を受賞。その他に『書きあぐねている人のための小説入門』『小説の自由』『小説の誕生』など著書多数。『プレーンソング』はJLPPで英語とフランス語に翻訳出版。いずれの作品においても、柔らかい語り口と深い哲学的思索の織り成す文学観が高く評価されている。