現代日本文学の翻訳・普及事業 | Japanese Literature Publishing Project (JLPP)

文化庁 / Agency for Cultural Affairs.

第8回JLPP翻訳コンクール

JLPP 文化庁

BUNGAKU DAYS 2021

文化庁は、活字文化のグローバル発信・普及事業の一環として、日本の現代文学作品の優れた翻訳家を発掘・育成することを目的に第8回JLPP翻訳コンクールを開催します。詳細は下記の通りです。
受賞者には賞金の他に、翻訳ワークショップに招待するなど、翻訳家としての活動をバックアップいたします。このコンクールの受賞者はすでに日本文学翻訳家として第一線で活躍しています。それに続く、多くの応募をお待ちしています。

第8回JLPP翻訳コンクールチラシ

画像をクリックするとPDFファイルが開きます。

第8回JLPP翻訳コンクールの応募受付は終了しました。

課題作品

  • 藤野可織 著
    「私はさみしかった」
    藤野可織 「私はさみしかった」
    藤野 可織 (ふじの かおり)

    1980年京都市生れ。
    同志社大学大学院美学および芸術学専攻博士課程前期修了。 2006年、「いやしい鳥」で文學界新人賞受賞。2013年「爪と目」で第149回芥川龍之介賞受賞。 2014年『おはなしして子ちゃん』で第2回フラウ文芸大賞を受賞。
    その他、『パトロネ』『ファイナルガール』『ドレス』『ピエタとトランジ〈完全版〉』など著書多数。 2017年にはイギリスの文芸誌Grantaが"You Okay For Time?"(英訳ジニー・タプリー竹森)を掲載。

課題作品は、以下からダウンロードしてください。
藤野可織 「私はさみしかった」
※ 本作品では、いじめ、性的マイノリティーへの差別、性犯罪などの社会的な課題が扱われています。

最優秀賞及び優秀賞の受賞者には、賞金(最優秀賞100万円、優秀賞25万円)、賞状及び賞牌を授与します。

受賞者には2024年1月末日の発表前に直接、結果を通知します。またホームページにおいて、受賞者の翻訳作品、審査評を掲載します。

受賞者は、JLPPの企画するワークショップなどの翻訳者育成事業等プログラムに招待します。

応募の流れ

  • 応募受付
    2023年6月1日(木)~6月30日(金)
  • 審査
    (一次審査・本審査)
    2023年7月~12月
  • 受賞者発表
    2024年1月
  • 授賞式
    2024年2月

実施要項

応募期間 2023 年 6 月 1 日 (木) ~ 6 月 30 日 (金) ※日本時間
目的 我が国の優れた文学作品を翻訳して世界に発信し文学水準の一層の向上を図るとともに、将来を担う翻訳家の育成等を目的とします。
応募資格 国籍、年齢は問いません。ただし、本事業の主旨が、翻訳家を目指す者の育成であることから、翻訳作品の単行本(共訳を含む)の出版経験を有する者は応募できません。なお、雑誌・アンソロジー等での掲載経験は可とします。
言語及び課題作品 英語
課題作品
「私はさみしかった」藤野可織 著
応募方法

(1)ホームページ経由での伝送による応募
下の「第8回JLPP翻訳コンクール」から、「応募専用ページ」のバナーをクリックすると、応募手順が示されます。詳細な手順や制約については、この応募専用ページを参照してください。この応募専用ページは2023年6月1日に開設します。尚、Eメールによる添付・送信等は不可とします。

(2)上記応募方法以外の方法で提出された応募は受け付けつけません。

(3)応募原稿データは、A4サイズまたはレターサイズ/縦長、横書き、32行/1枚、文字は12ポイント、フォントはTimes New Roman、左右に1.5cm以上の余白で作成し、総ページ数及び通し番号を記入してください。以上を基準としますが、ソフトによる多少の相違は許容します。
上記の方法で作成したものを、PDFデータに変換してください。尚、PDF変換による、誤った文字の変化は応募者側で確認、修正してください。

(4)原稿には翻訳者の氏名を記入しないでください。

(5)原則として提出物に不備があった場合には受け付けませんが、やむを得ない事情であると認められる場合は個別に対応します。

審査方法

(1)一次審査を実施し、通過者の作品を審査委員が出席する審査会議において審査し、受賞者を決定します。

(2)最優秀賞は、特に優れた翻訳を行った翻訳家(個人)を対象とするもので、1名以内を原則とします。

(3)優秀賞は、優れた翻訳を行った翻訳家(個人)を対象とするもので、2名以内を原則とします。

(4)奨励賞は、将来が期待される翻訳家(個人)を対象とするもので、最優秀賞または優秀賞の対象者が上限に達しない場合であって、審査会議において特に推薦があったときに、最優秀賞または優秀賞の対象人数の範囲内において決定します。

(5)本コンクールで、過去に最優秀賞を受賞した者は、原則として賞の対象となりません。

審査委員

英語部門

  • Sthephen Snyder
    Stephen Snyder
    日本文学翻訳家、ミドルベリー大学教授
  • Allison Markin Powell
    Allison Markin Powell
    日本文学翻訳家
  • Sam Bett
    Sam Bett
    日本文学翻訳家
審査委員プロフィール