現代日本文学の翻訳・普及事業 | Japanese Literature Publishing Project (JLPP)

文化庁 / Agency for Cultural Affairs.

2023年度「現代日本文学の翻訳・普及事業」

JLPP 文化庁

BUNGAKU DAYS 2023 SPRING

JLPPでは第7回 JLPP翻訳コンクール英語部門とフランス語部門の受賞者6名を発表しました。新たに日本文学翻訳家としてスタートする受賞者の喜びのコメントを動画で紹介します。また、記念シンポジウムでは「翻訳家にとって作品との出会いとは」、「世界が注目する日本女性文学の現在」と題して、日本文学翻訳の多彩な魅力を発信します。
配信は2023年2月26日(日)14時より開始いたします。
本シンポジウムの動画の視聴は、2024年2月で終了しました。
BUNGAKU DAYS 2023 SPRING
JLPP is pleased to announce the six English and French winners of the 7th JLPP International Translation Competition. We proudly present the videos of these joyful winners, the emerging translators of Japanese literature.
Following this introduction, the Commemorative Symposium, BUNGAKU DAYS 2023 SPRING, features dialogues of "How literary translators meet the literary works " and "The current Japanese women's literature in the world spotlight." We hope you enjoy the various rich aspects of translating Japanese literature.
The online streaming will start on Sunday, February 26, at 2 pm (Japan time.)
The video distribution of this symposium ended in February 2024.
一般公開

2023.2.26 SUN 
14:00配信開始

第7回 JLPP翻訳コンクール

「日本文学の新進翻訳家誕生!」

第7回 JLPP翻訳コンクール審査委員紹介
受賞者紹介及び受賞コメント
 英語部門受賞者コメント
(動画10分)
最優秀賞/カミール・スパイチャルスキ
優秀賞/ダグラス・ヤーン
優秀賞/キャサリン・レベッカ・マー
 フランス語部門受賞者コメント
(動画10分)
最優秀賞/アケレール樹里
優秀賞/ハラルド・ウェンドラー
優秀賞/ジェラルディンヌ・ウダ
一般公開

第7回 JLPP翻訳コンクール記念シンポジウム

「翻訳家にとって作品との出会いとは」

セッション❶

柴田元幸
(翻訳家、東京大学名誉教授)
 +
Allison Markin Powell
(日本文学翻訳家、PENアメリカ翻訳委員会評議員)

セッション❷

野崎 歓
(東京大学名誉教授、放送大学教養学部教授)
 +
Anne Bayard-Sakai
(日本文学研究者、翻訳家、フランス国立東洋言語文化大学教授)

「世界が注目する日本女性文学の現在」

セッション❸

ソコロワ山下聖美
(日本大学芸術学部文芸学科教授)
 +
鴻巣友季子
(翻訳家、文芸評論家)

登壇者プロフィール

柴田元幸
柴田元幸
Shibata Motoyuki
アメリカ文学翻訳家、東京大学名誉教授。1954年生まれ。1995年、ポール・オースター『ムーン・パレス』でBABEL国際翻訳賞日本翻訳大賞受賞。1992年『生半可な学者』で講談社エッセイ賞受賞。2005年『アメリカン・ナルシス』でサントリー学芸賞受賞。2010年、トマス・ピンチョン『メイスン&ディクスン』で日本翻訳文化賞受賞。アメリカ現代作家を精力的に翻訳するほか、『ケンブリッジ・サーカス』『翻訳教室』など著書多数。文芸誌「MONKEY」(日本語版、英語版)の責任編集を務める。
Allison Markin Powell
Allison Markin Powell
アリソン・マーキン・パウェル
日本文学翻訳家、PENアメリカ翻訳委員会評議員翻訳のほかに編集や出版コンサルタント業務にも従事。翻訳者の権利擁護活動に携わり、自身でデータベース「英訳された日本文学」を運営する。主な訳書:川上弘美『ニシノユキヒコの恋と冒険』の英訳で2020年PENアメリカ翻訳賞受賞、『センセイの鞄』(マン・アジア・文学賞候補作、同書イギリス版はインディペンデント外国文学賞にノミネート)、『古道具中野商店』、中村文則『去年の冬。きみと別れ』、『銃』、『土の中の子供』、太宰治『女生徒』、西加奈子の短編など翻訳多数。
野崎 歓
野崎 歓
Nozaki Kan
フランス文学者、放送大学教養学部教授、東京大学名誉教授。1959年、新潟県生まれ。著書に『ジャン・ルノワール 越境する映画』(青土社、2001年、サントリー学芸賞) 、『赤ちゃん教育』(青土社、2005年、講談社エッセイ賞)、『異邦の香り ネルヴァル「東方紀行」論』(講談社、2011年、読売文学賞)、『水の匂いがするようだ 井伏鱒二のほうへ』(集英社、2018年、角川財団学芸賞)、訳書にスタンダール『赤と黒』(光文社古典新訳文庫、2007年)、ウエルベック『地図と領土』(筑摩書房、2013年)、ネルヴァル『火の娘たち』(2020年、岩波文庫)など多数。
Anne Bayard-Sakai
Anne Bayard-Sakai
アンヌ・バヤール=坂井
日本文学研究者、翻訳家、フランス国立東洋言語文化大学教授。1959年生まれ。1989年パリ第七大学大学院博士号取得。谷崎潤一郎や川端康成、大江健三郎等の純文学作品翻訳の第一人者。2009年、石田衣良『池袋ウエストゲートパーク』の翻訳により、野間文芸翻訳賞を受賞。主な訳書に、谷崎潤一郎『痴人の愛』『鍵』、大江健三郎『静かな生活』、堀江敏幸『雪沼とその周辺』、円地文子『女坂』、大岡昇平『花影』、開高健『ロマネ・コンティ・一九三五年』ほか多数。
ソコロワ山下聖美
ソコロワ山下聖美
Sokolova-Yamashita Kiyomi
文芸研究家、日本近代文学研究者、日本大学芸術学部教授。1972年生まれ。2000年、日本大学大学院芸術学研究課博士後期課程修了、博士(芸術学)。宮沢賢治及び林芙美子など女性作家の研究に従事しながら国際文化交流も積極的に行う。著作に『一〇〇年の坊っちゃん』(D文学研究会 2007)『新書で入門 宮沢賢治のちから』(新潮新書 2008)『宮沢賢治 呪いの構造』(三修社 2009) 『女脳文学特講―芙美子・翠・晶子・らいてう・野枝・弥生子・みすゞ』(三省堂 2011)「別冊100分de名著 集中講義宮沢賢治」(NHK出版 2018)、『私の宮沢賢治 豊穣の人』(ソレイユ出版 2018)、『林芙美子とインドネシア 作品と研究』(鳥影社 2022)など多数。
鴻巣友季子
鴻巣友季子
Konosu Yukiko
翻訳家、文芸評論家。1963年、東京生まれ。1995年、BABEL国際翻訳大賞BABEL新人賞受賞。1998年、トマス・H ・クック『緋色の記憶』でBABEL国際翻訳大賞ミステリ部門受賞。英語圏の現代文学の紹介と共に古典新訳にも力を注いでいる。主な訳書にエミリー・ブロンテ『嵐が丘』(新潮文庫)、マーガレット・ミッチェル『風と共に去りぬ』(全5巻、新潮文庫)、ヴァージニア・ウルフ『灯台へ』(『世界文学全集2-01』河出書房新社)、J・M・クッツェー『恥辱』『イエスの幼子時代』『イエスの学校時代』(すべて早川書房)、マーガレット・アトウッド『昏き目の暗殺者』『誓願』(ともに早川書房)、『獄中シェイクスピア劇団』(集英社)。編訳書に、E・A・ポー『E・A・ポー ポケットマスターピース09』(集英社)など多数。主な著書に、『明治大正 翻訳ワンダーランド』『熟成する物語たち』『謎とき『風と共に去りぬ』』(すべて新潮社)、『全身翻訳家』『翻訳ってなんだろう?』『翻訳教室 はじめの一歩』(すべて筑摩書房)など、文芸評論やエッセイ、翻訳に関する著書も多数。毎日新聞書評委員。日本テレビ放送網・CS日テレ番組審議委員。
注意事項 Wi-Fi環境などは、参加者様自身でご確認いただき、通信環境のよいところでご参加ください。授賞式およびシンポジウム等で出演者が話した内容は著作物となり、著作権法で保護される対象となります。その使用目的に関わらず、著作者に無断で録音や録画を行う行為は違法であり、極端な場合は損害賠償責任を負うこともありますのでご注意ください。
問合せ先 「BUNGAKU DAYS 2023 SPRING」に関する不明点やご質問は下記までご連絡ください。
Mail 
https://www.jlpp.go.jp/jp/inquiry/index.php