現代日本文学の翻訳・普及事業 | Japanese Literature Publishing Project (JLPP)

文化庁 / Agency for Cultural Affairs.

著者略歴

現代文学部門

井戸川 射子(いどがわ いこ)
詩人、小説家
1987年生まれ。関西学院大学社会学部卒業。2018年、第一詩集『する、されるユートピア』を私家版にて発行。2019年、同詩集にて第24回中原中也賞を受賞。2021年に小説集『ここはとても速い川』で第43回野間文芸新人賞を、2022年に『この世の喜びよ』で第168回芥川龍之介賞を受賞。
岸本佐知子(きしもと さちこ)
翻訳家、エッセイスト
1960年生まれ。上智大学文学部英文学科卒。主な訳書にルシア・ベルリン『掃除婦のための手引き書』、ミランダ・ジュライ『いちばんここに似合う人』、ジョージ・ソーンダーズ『十二月の十日』、ジャネット・ウィンターソン『灯台守の話』、ショーン・タン『アライバル』他多数。著書に『ひみつのしつもん』、『なんらかの事情』などがある。2007年に『ねにもつタイプ』で第23 回講談社エッセイ賞を受賞。

古典文学部門

小林一茶(こばやし いっさ)
俳人
1763−1828年。信濃国柏原(現在の長野県信濃町)生まれ。15歳で奉公のために江戸に出る。その後俳諧と出会い、25歳の時、葛飾派の俳諧師として頭角を現す。東北や西国に俳諧行脚を行い、古典を学び、やがて「一茶調」という独自の作風を確立し、松尾芭蕉、与謝野蕪村と並ぶ江戸時代を代表する俳諧師の一人となった。代表作に『父の終焉日記』、『七番日記』、『おらが春』などがある。