文化庁 / Agency for Cultural Affairs

2026年度「現代日本文学の翻訳・普及事業」

文化庁

国際文芸フォーラム2026

「BUNGAKU DAYS」は新名称「国際文芸フォーラム」へ――。
「第10回文化庁翻訳コンクール」の授賞式およびシンポジウムを開催します。

文化庁は、日本文学の優れた翻訳家を発掘・育成することを目的として実施している「第10回文化庁翻訳コンクール」の受賞者を決定し、授賞式およびシンポジウム「国際文芸フォーラム 2026」を開催します。
シンポジウムでは、第Ⅰ部に作家の柚木麻子氏、王谷晶氏、翻訳家のサム・ベット氏、第10回審査委員で翻訳家・文芸評論家の鴻巣友季子氏が登壇し、作者と翻訳者の共鳴力をテーマに議論を深めます。
第Ⅱ部では、作家の桐野夏生氏、小川哲氏、タトル・モリ エイジェンシーの森健一氏、文藝春秋の新井宏氏を迎え、「文芸のポテンシャル」をテーマに、作品創作と国際展開の最前線について語り合います。
日本文学や翻訳の第一人者が一堂に会し、多様な視点から日本文学や翻訳の可能性を探ります。

Japan International Literary Forum 2026

[ 文化庁翻訳コンクール授賞式記念
国際文芸フォーラム 2026 開催概要 ]

日時 2026年2月12日 (木) 15:00~(開場:14:00)
会場 御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター、sola city Hall(2階)
定員 400名
入場料 無料
言語 日本語(英語同時通訳あり)
プログラム
15:00~15:50 第10回文化庁翻訳コンクール授賞式
16:00~17:00 シンポジウム第Ⅰ部
「作家×翻訳家の共鳴力 ~世界に向けて「推し」を叫ぶ~」
柚木麻子(作家)+ 王谷 晶(作家) + サム・ベット(日本文学翻訳家)
モデレーター: 鴻巣友季子(翻訳家、文芸評論家)
※特別ビデオメッセージ:ポリー・バートン(日本文学翻訳家)
17:15~18:15 シンポジウム第Ⅱ部
「文芸のポテンシャル ~作家と語るグローバルビジネスのフロンティア~」
桐野夏生(作家)+ 小川 哲(作家)+ 森 健一(株式会社タトル・モリ エイジェンシー代表取締役社長)
モデレーター: 新井 宏(株式会社文藝春秋ライツビジネス局長)
総合司会: 米倉紀之子(俳優)
18:30~20:00 交流会(関係者のみ)
申込 参加ご希望の方は、2月6日(金)までに、下記の申込フォームよりお申し込みください

第10回文化庁翻訳コンクール授賞式

第10回文化庁翻訳コンクールは、現代文学部門は、井上荒野著「二十人目ルール」を、古典文学部門は、井関隆子著『井関隆子日記』(深沢秋男 校注)を課題作品として応募作品を受け付け、厳正な審査を経て、今年1月に各部門・各言語の受賞者を発表しました。昨年に引き続き今年も受賞者、審査委員が来日し、対面による授賞式を開催いたします。

審査委員

現代文学部門/英語

ケンダル・ハイツマン(日本文学翻訳家、アイオワ大学准教授)
鴻巣友季子(翻訳家、文芸評論家)
スティーヴン・スナイダー(日本文学翻訳家、ミドルベリー大学教授、暫定学長)

現代文学部門/スペイン語

マリナ・ボルナス(日本文学翻訳家、映像翻訳家)
野谷文昭(ラテンアメリカ文学翻訳家、東京大学名誉教授)
アルフレッド・ロペス・パサリン・バサベ(日本文学翻訳家、早稲田大学教授)

古典文学部門/英語

ジャニーン・バイチマン(日本文学研究者、翻訳家、大東文化大学名誉教授)
ピーター・ J・マクミラン(翻訳家、詩人)
メレディス・マッキニー(日本文学翻訳家、オーストラリア国立大学名誉准教授)
森山 恵(詩人、翻訳家)

受賞者

現代文学部門/英語

最優秀賞

XXX
チェルシー・マリー・バーナード
(Chelsea Marie Bernard)
1991年生まれ、アメリカ出身。ベニントン大学(米国バーモント州)文学士(演劇学、日本語)、コロンビア大学(米国ニューヨーク州)東アジア言語文化分野ポストバカロレア課程終了。その後カブリヨ・カレッジでヘルスサイエンス準学士号を取得。日英の実務翻訳から看護分野への進路変更を考え準備を進めてたが、受賞をきっかけに、今後は並行して文芸翻訳者としての力を磨き、経験を積み重ねていきたいと考えている。

優秀賞

Joseph Sabatino
ジョセフ・サバティーノ
(Joseph Sabatino)
1992年生まれ、アメリカ出身。TikTokのコンテンツモデレーターとして勤務後、日本(福井県敦賀市)にて約5年間、ALT(外国語指導助手)として高校、中学校に勤務。本格的な翻訳経験はないが、英語で作家兼詩人として活動し、ウェブ小説やアマチュア漫画、歌や詩などを翻訳。今回の応募で翻訳を機械的なプロセスではなく、芸術として捉えることに魅了された。

優秀賞

ニコラス・キーン
ニコラス・キーン
(Nicolas Keen)
1971年生まれ、英国出身。グリニッジ大学でコンピュータサイエンス(ソフトウェア工学)の優等学位を取得。職歴には研究業務が含まれる。数年間独学で日本語を学び、Gengo.comで日英翻訳者として資格を取得。現在は自営業(オンライン販売)を営む。本コンクールに応募した動機は、課題作に強い刺激を受けたこと、ならびに前回のコンクールでの経験を踏まえ、さらに質の高い翻訳を目指したいと考えたからである。将来的には、より幅広く日本文学を読むことで知見を深めるとともに、文芸翻訳のスキルを一層磨いていきたいと考えている。

現代文学部門/スペイン語

最優秀賞

XXX
ミケル・ガルシア・アリハ
(Mikel García Alija)
1995年生まれ、スペイン出身。バスク大学(UPV/EHU)中等教育教員養成修士課程修了(修士)。現在IIS Biobizkaiaでポスドク研究員として勤務。二つの意味がある言葉や、冗談、言葉遊び、歌詞のように工夫が必要な表現を訳すのが好きで、今後はスペイン語の読者にとって読みやすく、内容やニュアンスがきちんと伝わる翻訳ができるように努力している。

優秀賞

Silvia Liaño Pons
シルヴィア・リャニョ・ポンス
(Silvia Liaño Pons)
1986年生まれ、スペイン出身。スペイン国立通信教育大学英語英文学科卒業(学士)。現在はスペイン、カンタブリア州教育省で地理・歴史教員として勤務。今後は文芸翻訳家としてのキャリアを本格的に築いていきたいと考えている。そのために文芸作品翻訳の専門的な研修を受けたり、翻訳業界の専門家とのネットワークの構築や交流につとめていきたいと考えている。

優秀賞

XXX
アルベルト・ミヤンマルティン
(Alberto Millán Martín)
1982年生まれ、スペイン出身。バルセロナ自治大学翻訳通訳学部を卒業後、大阪大学にて博士(日本語・日本文化)を取得。慶應義塾大学准教授。言語学、翻訳思想史、日本教育史を専門とし、近代日本における西洋文明の受容と翻訳の役割を主に研究している。将来は、明治から昭和期の日本文学の中から、これまで顧みられてこなかった翻訳困難な作品を掘り起こし、世界に届けたいと考えている。

古典文学部門/英語

最優秀賞

XXX
ヒンツマン・ライアン
(Ryan Hintzman)
1994年生まれ、アメリカ出身。イェール大学大学院比較文学学科卒業(博士)。現在はインディアナ大学ブルーミントン校、東アジア言語文化学科に助教(日本古典文学)として勤務。和歌の美意識や独特な生命力を感じさせる英語翻訳を追求し、日本古典文学の魅力や思想的豊かさを世界の読者層に向けて幅広く発信し、日本古典文学が国際的な文脈の中で新たな生命を得るための基盤を築いていくことを目指している。

優秀賞

伊藤欣司
伊藤 欣司
(Kinji Ito)
1975年生まれ、山口県出身。ニューヨーク州立大学ビンガムトン校比較文学・翻訳学科卒業(博士号)。現在はアパラチアン州立大学日本語学科准教授。日本文学が持つ洗練された美意識や普遍的なテーマには、言語や文化の壁を越えて世界中の読者の心に響く力があると確信している。日本文学の真価を世界に届けられる翻訳家として、活動の場を広げていきたいと考えている。

優秀賞

Matthieu Felt
マシュー・フェルト
(Matthieu Felt)
1982 年生まれ、アメリカ出身。コロンビア大学(日本文学)卒業(博士)。現在はフロリダ大学言語文学文化学部日本語・日本文学准教授。日本神話を専門とする前近代日本研究で『日本書紀』の英訳のプロジェクトに継続的に取り組んでおり、第1巻は2026年の刊行を予定している。今後は平安時代の物語の文芸翻訳を通じて、前近代日本文学の多様性と魅力を、より多くの読者に届けていきたいと考えている。

シンポジウム

第Ⅰ部

「作家×翻訳家の共鳴力 ~世界に向けて「推し」を叫ぶ~」

柚木 麻子
柚木 麻子(作家)
王谷 晶
王谷 晶(作家)
サム・ベット
©Danny Gugger
サム・ベット(日本文学翻訳家)
鴻巣 友季子
©新潮社
モデレーター:鴻巣 友季子(翻訳家、文芸評論家)

第Ⅱ部

「文芸のポテンシャル ~作家と語るグローバルビジネスのフロンティア~」

桐野夏生
©Keiichi SUTO
桐野 夏生(作家)
小川哲
小川 哲(作家)
森 健一
森 健一(株式会社タトル・モリ エイジェンシー代表取締役社長)
新井宏
モデレーター:新井 宏(株式会社文藝春秋ライツビジネス局長)
登壇者プロフィール
問合せ先 「文化庁翻訳コンクール授賞式記念 国際文芸フォーラム 2026」に関する不明点やご質問は下記までご連絡ください。
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https://www.jlpp.go.jp/jp/inquiry/index.php