岡本綺堂(おかもと きどう)
岡本綺堂(1872-1939)は東京生まれ。高校在学中から劇作家を志し、卒業後は東京日日新聞に入社し、記者として劇評や社会探訪記事を担当。1891年、同新聞に小説「高松城」を発表。1896年発表の処女戯曲「紫宸殿」の後、1902年に発表した岡鬼太郎との合作「金鯱噂高浪」が歌舞伎座で上演される。1913年の新聞社退社後は、作家活動に専念。イギリス公使館勤務だった父や叔父に感化され、早くから英語が堪能だったこともあり、シャーロック・ホームズに影響を受け、日本で最初の探偵小説「半七捕物帳」を発表し、人気を博す。
主な受賞