翻訳作品紹介
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作家紹介
長谷川 伸(はせがわ しん)
 
長谷川伸(1884~1963)は横浜市生まれ。8歳のとき、祖父の他界後まもなく実家の事業が倒産し、小学校途中で学業を続けることが難しくなり、中退。横浜ドックの工事請負人のところに住み込みで働き始める。1895年頃、父親が横浜に移り住んでくると、住み込みをやめ、父と再び暮らし始める。この頃、振り仮名つきの新聞で感じの読み方を覚え、手当たりしだい本を読んだ。1903年、道で目にした新聞の投稿募集に、劇評を投稿したところ採用され、その新聞社に雑用係として雇われる。その後、いくつかの新聞社で働き、その間、ペンネームを用いて、大衆文学雑誌などで作品を発表。1923年頃から雑誌「サンデー毎日」に次々と作品を発表し、菊池寛らから評価される。小説のほかに、「沓掛時次郎」や「瞼の母」などの戯曲も発表し、好評を博す。1935年新聞社を退社し、専業作家となり、以降、雑誌「大衆文芸」に股旅物などの小説や戯曲を発表。また、「新鷹会」という勉強会を主催し、山岡荘八、池波正太郎などの作家が参加していた。
主な受賞
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