藤沢周平(ふじさわ しゅうへい)
藤沢周平(1927~1997)は、山形県出身。山形師範学校を卒業後、中学校の教員となるが、まもなく肺結核が見つかり、東京の病院に入院。5年間の闘病生活をおくった後、新聞記者として勤めるかたわら、小説を執筆する。1971年、「溟い海」でオール讀物新人賞を受賞。翌年、「暗殺の年輪」で直木賞を受賞すると、新進の時代小説家として認められるようになる。以来、時代小説のみならず、歴史小説や伝記小説の分野でも、幅広く活躍。
主な受賞
1971年 オール讀物新人賞 「溟い海」
1973年 直木賞 「暗殺の年輪」
1989年 芸術選奨文部大臣賞
1989年 菊池寛賞