富岡多恵子（1935～）は大阪生まれ。大阪女子大学在学中に詩の創作を始める。1970年初めからは、散文小説を書くようになり、大阪人独特の表現を取り入れたユニークなスタイルを築く。また、井原西鶴や近松門左衛門など江戸文学の評論でも知られている。

1973年　田村俊子賞　『植物祭』

1974年　女流文学賞　『冥土の家族』

1997年　野間文芸賞　『ひるべにあ島紀行』