吉行淳之介(よしゆき じゅんのすけ)
吉行淳之介(1924~1994)は岡山県生まれ。父は詩人の吉行エイスケ。東京帝国大学英文科を中退した後、「葦」、「新思潮」などの同人誌に作品を発表する。1952年に発表した「谷間」と翌年発表した「ある脱出」がそれぞれ第27回、28回の芥川賞候補となる。1954年「驟雨」で第31回芥川賞受賞。1994年肝臓がんのため逝去。
主な受賞
1954年 芥川賞 「驟雨」
1966年 芸術選奨文部大臣賞 「星と月は天の穴」
1970年 谷崎潤一郎賞 「暗室」
1975年 読売文学賞 「鞄の中身」
1978年 野間文芸賞 「夕暮れまで」