広津和郎(ひろつ かずお)
広津和郎(1891~1968)は東京生まれ。大学卒業後、新聞社に勤めるかたわら、評論執筆や翻訳を発表する。1917年、雑誌「中央公論」に「神経病時代」を発表し、作家としてのデビューを果たす。新聞や文芸誌に多くの文芸評論を執筆すると同時に、モーパッサン、チェホフ、トルストイ等の翻訳も手がける。また、1949年に福島県で起きた松川事件についての執筆や講演活動でも広く知られている。
主な受賞
1963年 野間文芸賞 『年月のあしあと』
1963年 毎日出版文化賞『年月のあしおと』