



第6回JLPP翻訳コンクールの審査結果発表
文化庁では、日本文学作品の優れた翻訳者を発掘・育成するため、2021年6月より公募してまいりました翻訳コンクールについて、この度、第6回の受賞者を決定しましたのでお知らせします。
下記に、英語部門、スペイン語部門の受賞者名並びに受賞作品、審査委員講評を掲載します。
また、一次審査を通過し、本審査の対象となった方の氏名も合わせて掲載します。
【英語部門】
応募者数/204名 選考対象数/192名 一次審査通過者数/26名
※12名は二重応募、応募の不備などにより選考対象から除外されました。
受賞者()内は国籍
最優秀賞(1名) グラント・ロイド(アメリカ)
優秀賞(2名) アダム・サザーランド(イギリス)
アダム・クプロウスキー(カナダ)
受賞作品
グラント・ロイド
「波打ち際まで」 「お辞儀」
アダム・サザーランド
「波打ち際まで」 「お辞儀」
アダム・クプロウスキー
「波打ち際まで」 「お辞儀」
審査員講評
井上 健 マイケル・エメリック
スティーヴン・スナイダー ジャニーン・バイチマン
ジャニーン・バイチマン個別講評
グラント・ロイド
アダム・サザーランド
アダム・クプロウスキー
本審査対象者/受賞者を除く(順不同/応募受付順)
Gwen Clayton Dawn Springer Rychelle Leigh Brittain
Hannah Dahlberg-Dodd Katya Green Justin Kaidi Yumiko Tananone
Seamus Gildner Sid Chapple Dellby Kendra Sheehan Alexis James Brown
Ian Fagen Robin Griffin Hiro Yamatama Shana Francelle Straub
Lisa Hofmann-Kuroda Judith McCann Komatsu Daniel Aultman 水野 響
Kamil Spychalski Lara Anne Yamamoto Kathryn Rebecca Marr
Blake Murcia Baguley
【スペイン語部門】
応募者数/80名 選考対象数/72名 一次選考通過者数/11名
※8名は二重応募、応募の不備などにより選考対象から除外されました。
受賞者
最優秀賞(1名) エドワルド・ロペス(アルゼンチン)
優秀賞(2名) 佐野由季(日本)
モンセラト・サバテ・ビスカラ(スペイン)
受賞作品
エドワルド・ロペス
「波打ち際まで」 「お辞儀」
佐野由季
「波打ち際まで」 「お辞儀」
モンセラト・サバテ・ビスカラ
「波打ち際まで」 「お辞儀」
審査員講評
斎藤文子 野谷文昭
アルフレッド・ロペス 柳原孝敦 イサミ・ロメロ
本審査対象者/受賞者を除く(順不同/応募受付順)
David Gómez Espinosa Gen Leonardo Ota Otani(太田 源)
Miriam Sanae Morikawa Miguel Kou Silva(鈴木 恒) Rogelio Vargas Rodriguez
藤井 健太朗 Manuel Azuaje-Alam 貴志 彩子
第6回JLPP翻訳コンクールの応募受付は終了しました。
第6回JLPP翻訳コンクール応募の皆さまへ
応募作品の受付期間は2021年6月1日(火)~7月31日(土)です。
応募には、課題作品の小説部門から1点、評論・エッセイ部門から1点の合計2点が必要です。その他の応募についての規定はサイト内の実施要項でご確認ください。
第6回翻訳者育成事業(翻訳コンクール)実施要項
第6回JLPP翻訳コンクールを下記の通り実施いたします。
過去に開催されたJLPP翻訳コンクールの受賞者達は、翻訳家として世界各国で活躍しています。日本現代文学作品の翻訳家を目指す方々の応募をお待ちしています。
- 目的
我が国の優れた文学作品を翻訳して世界に発信し文学水準の一層の向上を図るとともに、将来を担う翻訳家の育成等を目的とします。
- 応募資格
国籍、年齢は問いません。ただし、本事業の主旨が、翻訳家を目指す者の育成であることから、翻訳作品の単行本(共訳を含む)の出版経験を有する者は応募できません。なお、雑誌・アンソロジー等での掲載経験は可とします。
- 言語及び翻訳点数
英語またはスペイン語
小説部門、評論・エッセイ部門の各課題作品 合計2点を翻訳 - 課題作品
(1) 小説部門
鹿島田真希 著「波打ち際まで」
(2) 評論・エッセイ部門
向田邦子 著「お辞儀」
課題作品は、以下からダウンロードしてください。
鹿島田真希 著「波打ち際まで」
向田邦子 著「お辞儀」
希望者には冊子を郵送しますので、下記まで問い合せてください。
https://www.jlpp.go.jp/jp/inquiry/index.php
- 応募期間及び応募方法
(1) 応募期間
2021年6月1日(火)〜7月31日(土)(日本時間)(2) 応募方法
ホームページ経由での伝送による応募
JLPPホームページ内の「第6回JLPP翻訳コンクール」のバナーから、「応募専用ページ」のバナーをクリックすると、応募手順が示されます。詳細な手順や制約については、この応募専用ページを参照してください。この応募専用ページは2021年6月1日に開設します。尚、Eメールによる添付・送信等は不可とします。
※上記応募方法以外の方法で提出された応募は受付けつけません。※応募原稿データは、A4サイズ又はレターサイズ/縦長、横書き、32行/1枚、文字は12ポイント、フォントはTimes New Roman、左右に1.5cm以上の余白で作成し、総ページ数及び通し番号を記入してください。
上記の方法で作成したものを、PDFデータに変換してください。尚、PDF変換による、誤った文字の変化は応募者側で確認、修正してください。※原稿には翻訳者の氏名を記入しないでください。※原則的として提出物に不備があった場合には受け付けませんが、やむを得ない事情であると認められる場合は個別に対応します。- 審査方法
(1) 予備審査を実施し、通過者の作品を審査委員が出席する審査会議において審査し、受賞者を決定します。
(2) 最優秀賞は、特に優れた翻訳を行った翻訳家(個人)を対象とするもので、各言語1名以内を原則とします。
(3) 優秀賞は、優れた翻訳を行った翻訳家(個人)を対象とするもので、各言語2名以内を原則とします。
(4) 奨励賞は、将来が期待される翻訳家(個人)を対象とするもので、最優秀賞又は優秀賞の対象者が上限に達しない場合であって、審査委員会において特に推薦があったときに、最優秀賞又は優秀賞の対象人数の範囲内において決定します。
(5)本コンクールで、過去に最優秀賞受賞した者は、原則として賞の対象となりません。- 審査結果の公表等
(1) 審査結果は、受賞者を除き個別の連絡をいたしません。2022年1月末日に最優秀賞及び優秀賞の受賞者をホームページで公開し、それを以って通知とします。
(2) 最優秀賞及び優秀賞の受賞者には、賞金(最優秀賞100万円、優秀賞25万円)、賞状及び賞牌を授与します。
(3)受賞者には2022年1月末日の発表前に直接、結果を通知します。またホームページにおいて、受賞者のプロフィール、審査評を掲載します。
(4) 受賞者は、JLPPの企画するワークショップなどの翻訳者育成事業等プログラムに招待します。- 審査委員(敬称略、五十音順)
【英語部門】
井上 健(比較文学者、東京大学名誉教授)
Michael Emmerich(翻訳家、日本文学研究者、カリフォルニア大学ロサンゼルス校教授)
Stephen Snyder(翻訳家、日本文学研究者、ミドルベリー大学教授)
Janine Beichman(翻訳家、日本文学研究者、大東文化大学名誉教授)
【スペイン語部門】
斎藤文子(スペイン語文学研究者、東京大学大学院総合文化研究科教授)
野谷文昭(ラテンアメリカ文学研究者、翻訳家、東京大学名誉教授)
Alfredo López-Pasarín(日本文学研究者、早稲田大学政治経済学術院教授)
柳原孝敦(スペイン語文学研究者、翻訳家、東京大学大学院人文社会系研究科教授)
Isami Romero(翻訳家、帯広畜産大学人間科学研究部門講師) - 応募期間及び応募方法